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ぼくは明日、昨日のきみとデートする

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あたし、だいぶ涙もろい

※当記事には作品のネタバレが含まれますのでご注意下さい。
またこの先、駄文が続いております。
貴重なお時間を無駄にされてもいいという方だけお読み下さい。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(wiki)
上映年 2016年
原作 七月隆文
出演者 福士蒼汰/小松菜奈/東出昌大
主題歌 back number「ハッピーエンド」

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(ぼくはあす、きのうのきみとデートする)は七月隆文の小説。2014年に宝島社より宝島社文庫として出版された。略称は「ぼく明日」。2016年12月17日に映画が公開された。

wikipediaより引用)

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

読むなキケン!
40を越えたおっさんが、気持ち悪い文章を真面目に書いております。
あまりの気持ち悪さに吐き気を催す恐れがございます。ご注意下さい。

2016年、アニメ映画「君の名は。」が大ヒットを飛ばす中で、ひっそりと封が切られた一本の映画があります。
(ひっそりとと言っても、おっさんが知らなかっただけで、原作の小説とか売れていたみたいですが。)

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

この映画、公開中ずっと見に行きたいと思っていました。
別に、小松菜奈を見たいからとか、恋愛映画で胸キュンしたいからという
気持ち悪い理由ではありませんよ。
偶然この映画の予告編を目にした時、飛び込んできた風景が、
あまりにも自分に馴染みのある場所すぎて、
もう、このロケ地を見ただけで、おっさんは胸キュンしてしまったのです。
(結局、胸キュンしてんじゃねーか!ww)

でもさすがに、薄気味悪い笑みを浮かべた小汚い「おっさん」が
恋愛映画を見にシネコンなどというデートスポットへ出没してしまっては、
アヴェックのラブリーな雰囲気をぶち壊しにしてしまう・・・、

「いくらおっさんでも、それだけは人間としてやってはいけない!」

と思いとどまりレンタルが出るまで待つことにしました。
(えらいぞ!おっさん!)



そして、結果、

大号泣(笑)

お恥ずかしながら、本気で泣いてしまいましたww
映画館に行かなくて正解でした(笑)

まず、はじめに言っておきますが、
この映画、設定が現実離れしすぎてるうえに複雑すぎて、
(もうタイトルからして、難解ですね・・・)
「これはSFでこういう設定なんだ」と割り切れる人でないと、
全くもって感情移入できないと思いますし、
ただただ、つまらない映画で終わってしまうと思います。

でもね、
そんな設定でも感情移入できる人には
本当に切なくてハマる映画だと思うので見て欲しい。
心からそう思うんです。

まずは、簡単にネタバレ申し上げます。
(ネタバレが嫌な人はこれ以上、読んじゃダメ!)

ちょっとね、悲しいことがあってね

この物語の主人公、美大生の「南山 高寿(たかとし)」と専門学生の「福寿 愛美(えみ)」は、お互いにハタチで同い年。
「タカトシ」が通学電車の中で「エミ」に一目惚れして
電車を降りた駅で、思い切って彼女に声をかけます。
すぐに二人は打ち解け、そして付き合うようになっていくのですが、
時折みせる「エミ」の涙にはワケがありました。
「タカトシ」と「エミ」の時間は逆に流れていて
なんと、5年に一度、30日間だけしか会うことができないというのです。
それを知った「タカトシ」は・・・・。

というお話なのですが、正直、

「へ? は? はぁ???・・・はぁ〜〜〜〜〜ん????」

って感じですよね。

ごもっとも(笑)。
私も、はじめは全く理解できませんでした。

私これから、凄く現実離れした話する

私は別の世界から来た。
私の世界とこの世界とは時間の流れが逆方向に進んでいる。
私たちは5年に一度、30日間しか会えない。

こんな話を彼女から打ち明けられたら、
「タカトシ」のみならず、誰もがポカンとなると思います。

まぁ、パラレルワールド的な感じはわかるとして、
「逆方向」ってなんだよ。
逆再生されるってこと?
逆再生されるなら逆さ言葉になるんじゃねーの?
とか、おバカな疑問が次々と浮かんでくるのですが、
そんなことを言い出したら、
この世には「ガンダム」も「ドラえもん」も、いなくなってしまいます。

一体どういう設定なのか、少々苛つきながらも我慢強く見てみると
どうも、24時を過ぎれば、お互い逆の方向に1日進むという設定みたいです。

あなたにとっての未来は、私にとっての過去

つまり、この映画の冒頭のシーンは、
「タカトシ」には「出会い」の場面でも
実は「エミ」にとっては「お別れ」の場面だったりするワケです。

そんな究極に切ない状況で彼女は涙をこらえながらも
愛する「タカトシ」のために、昨日までの「エミ」を演じ続けるのですが、
ある夜、「タカトシ」は彼女の忘れ物のノートを見てしまいます。
そのノートには、「エミ」が演じてきた過去、そしてこれから演じる予定の過去、
「タカトシ」にとっての未来が書かれていました。
ノートの秘密を打ち明けられた「タカトシ」は、
今、自分の目の前にいる「エミ」は昨日まで会っていた「エミ」とは別人だということを知ります。

目の前にいる彼女は自分との思い出を持っていない。
今までの彼女はただ演技をしていただけなのか?
「タカトシ」は猜疑心に襲われます。

どうしてもメモ帳通りに行動しなければいけないのか?
しなくて、いいんじゃないか?
必要最低限のことやればさ。

確かに、「タカトシ」の言うとおり
最低限のことだけをしていたらいいのかもしれません。
しかし、「タカトシ」が明日会う「エミ」は
出会ってから今日まであった出来事を知らない。
それでは関係がギクシャクして「タカトシ」が楽しく自然に過ごすことが出来ませんよね。
だから彼女は「タカトシ」の為に自分を殺して、
「タカトシ」にとっての過去を演じ続けたのです。
もちろん、「エミ」の視点からすると、
目の前の彼もまた、昨日まで一緒に過ごした「タカトシ」ではないのですが・・・。

そのことに「タカトシ」も気付きます。

「エミ」はいつも不思議なタイミングで泣いていた。
初めてじゃない・・・、
「エミ」にとってはあれが最後だったからだ。
僕にとっては初めてだったものは、
全部全部「エミ」にとっての二度と戻れない最後だったんだ。
なのに「エミ」は笑ってた。

「タカトシ」はやっと、彼女の
時折見せた切ないしぐさや、涙のワケを理解したのでした。

でもね、
この時点では、まだ彼女の本当の優しさには
気づけてなかったんですよ。

それは「タカトシ」の最後の日(「エミ」にとっては最初の日)で
明らかになります。

3月16日
私の最初の日(高寿にとっては最後の日)

大学の教室で、彼の絵のモデルになる。
私からもお願いがあります。
今日まであった出来事を詳しく聞かせてください。
こっちは25歳の「タカトシ」さんから聞いた大まかな内容。
これから私が本当に使うのはこっち。
記憶が鮮明な今のあなたに聞いて作る、もっと細かいものなんです。
私たちが今日まで、どんな風に過ごしてきたか、教えて下さい。

そう、彼女が台本として使用していたノートは
「タカトシ」が見つけたノートの他にも
別にもう1冊、存在していたのです。

こんなんじゃ、「エミ」はちっとも楽しくないじゃないか。
こんな細かく、台本通りやっていったら、「エミ」は全然楽しくないじゃないか。

このセリフで「ハッ」となって、もう涙が止まりませんでした。

初めて会う彼女に、「タカトシ」がこれまで過ごした二人の30日間を語ることで、
やっと、やっと「エミ」の本当の優しさに気づくことが出来ました。

「タカトシ」が30日間、楽しく過ごせたのは
「エミ」のこの優しい思いが詳細に綴られた台本と
けなげな頑張りがあったからなんですね。

ごめん、おれもだいぶ涙もろい

そんな「エミ」の思いに気づいて涙する「タカトシ」の様子を見て、
彼女は、これから始まるとてつもなく「せつない」30日間を、
彼のために演技を貫こうと固く決意をしたのではないでしょうか。

ここがピークなんだね。
私、これから少しづつあなたの過去に戻っていって、
あなたと恋人じゃなくなっていくんだね。
すれ違っていくんだね。

この作品は終盤から「エミ」の視点に切り替わって、
「エミ」の15歳のシーン、そしてハタチの「エミ」の30日間が始まるのですが
もう、彼女の気持ちを思うと切なすぎて・・・。

出会いのシーン、
告白のシーン、
引っ越しのシーン、
初めて手をつなぐシーン、
髪を切るシーン・・・。

それぞれのシーンを「エミ」の視点で、
彼女の心情に寄り添いながら改めて見ると、
もう胸が締めつけられて、その感情を言葉にすることは出来ません。

ハタチという二人の時間は、たった30日という短い時間で儚く交差して
過ぎ去っていきましたが、「それはすれ違いなんかじゃない。
端と端を結んだ輪になって、1つに繋がっているだ。」
と言った「タカトシ」の言葉が、もう素敵すぎて、
朽ち果てたおっさんの心を優しく癒やしてくれたのでした。




ね、気持ち悪い文章書くって言ったでしょ(笑)
40過ぎたおっさんが書く文章ではありませんでしたねm(_ _)m

彼の元へたどり着いた

ここまで難解な長文を読んでいただきありがとうございました。

最後に、
本作品を見るキッカケとなったロケ地の「京都」ですが、
舞台となった街や叡電がもう懐かしくて、懐かしくて。
あまりのノスタルジーに超胸キュンしてしまいました。

作品の中で初デートをシネコンとかじゃなくて
「みなみ会館」に誘うあたりが美大生っぽいな〜と思ったり。

ただ、デートコースが、
「京阪三条」から「三条通商店街」
そして、「みなみ会館」に行って「西陣さらさ」って・・・、
コースが滅茶苦茶ww
まあ、無理ではないけど・・・・
うん、頑張ったってことにしておこう(笑)

そしてエンドロールのバックナンバーが、たまらなく切ないですよね。
この映画を見るまでは、
この曲を聞いても歌詞の意味もわからなかったし何とも思わなかったけど、
映画を見おわった頃には歌詞を聞くだけで泣けるように、しっかりと洗脳されていたおっさんなのでした。

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