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青春デンデケデケデケ

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※当記事には作品のネタバレが含まれますのでご注意下さい。

青春デンデケデケデケ(wiki)
放映年 1992年
監督 大林宣彦
出演者 林泰文/大森嘉之/浅野忠信/永堀剛敏/ベンガル/根岸季衣/岸部一徳/水島かおり/尾美としのり

1990年に第27回文藝賞、1991年には第105回直木三十五賞(直木賞)を受賞し、1992年には同名にて大林宣彦の監督で映画化された。また、2007年にはサダカネアイコにより漫画化、ジャニーズJr.のバンドユニットQuestion?の主演で舞台化もなされた。
1960年代の四国・観音寺市が舞台で、ベンチャーズの影響を受けた少年が高校入学後ロックバンドを結成し、ロックに明け暮れるメンバー4人の高校生活を描いている。題はベンチャーズの曲でおなじみのトレモロ・グリッサンド奏法のオノマトペから。

wikipediaより引用)

若かりし学生時代の数年間は
人生の中でもかけがえのない宝物になったりするものです。

おっさんになれば、2、3年なんて
ほんの一瞬の取るに足らない日々だったりするんですけどね。

そんな、かけがえのない青春期の時の流れを思い出させてくれる作品がこの
「青春デンデケデケデケ」

ナレーションにて随所で、
登場人物の「今」を紹介しているのですが、
つまり「今」現在の主人公「ちっくん」
青春時代を振り返っている回想録的な物語です。

時代設定は1965年(東京オリンピックの翌年ですね)、
まだまだロックが珍しかった田舎町で「ロックミュージック」に魅せられた若者たちの普遍的な青春が丁寧に描かれており、
いつの時代の若者が見ても共感できるような作品になっているのではないでしょうか。

物語は、
「ちっくん」がデンデケデケデケの電気的啓示により
ロックに目覚めるところから始まります。
メンバーを集めてバンド「ロッキングホースメン」を結成、
楽器を買うためにバイトしたり、
練習場所探しに苦労したり、合宿をしたりと
一つ一つのエピソードが笑えて、どこか懐かしく、
その合宿は見ているこちら側がワクワクしてしまいました。
青春のカタチは今も昔も変わらないものですね。

それから後半は、
クリスマスにデビューライブ、
クラスの女子との甘酸っぱい初デート、
恩師の死を経て
いよいよクライマックス、高校3年の「文化祭」。

その晴れ舞台、最後のステージで「ちっくん」が語ります。

電気的啓示
そして、この3年間、
僕の高校生活はロッキングホースメンの仲間と一緒に
ロックを、ロックを、
もし、世界のロックの中で一曲だけあげてみいっ言われたら・・・
それでは、みなさん、感謝の気持ちを込めて精一杯歌います。
ジョニービッグ

それは、まるで武道館でライブをする大物スターのようで、
最高にかっこいいシーンでした。
まさに「ザ・青春!」

ロックを、ロックを、

しかし文化祭の後、無常にも
その熱かった日々は波が引くように一斉に冷めていきます。
それはどこか、夏から秋になる時の切ない感じに似ているのかもしれません。

メンバーそれぞれ我が道を歩き始めているのに、
自分だけが宙ぶらりんで取り残されている。

「ちっくん」は、この先の未来へ不安を感じると同時に、
過ぎ去りし日々への寂しさから
東京受験出発前日の朝、たまらず家をとび出します。

学校や合宿をした場所など、思い出の場所を巡り、
3年間の記憶をなぞるように振り返る「ちっくん」。

部室の鍵は下級生にわたしてあった。 したがって、僕には入れない。

たった数年前の出来事だけど、
人生において、その時期の3年間がいかに大切で密度の濃い時間なのか、
ちっくんの目線で思い起こすと胸が締めつけられます。

ちっくんが家に戻ると、
プチ家出を聞きつけ心配して集まったメンバーが
ちっくんに「終身バンドリーダー」の称号を授けます。
それは仲間の固い絆の証でもあり、
若者達の青春はまだまだ始まったばかりなのだと
改めて確認し合う胸熱なシーンなのでした。

そして物語の最後は、街宣車に乗った「南野陽子」と意味ありげに目を合わせ、
「ちっくん」が東京行きの電車に乗り込み幕を閉じていきます。




って、
え?何?誰?南野陽子?出てたっけ?
今のアイコンタクトは何?

何だったんだ、

最後の南野陽子・・・。

おかげで、巻き戻して南野陽子の出演シーンが他にないか確認しましたよ(笑)

ちなみに、
「おっさん」と言えども昭和51年生まれ、
ベンチャーズの世代ではありません。
私から見るとベンチャーズ世代は一世代前、父の世代です。
しかし、この映画に興味を持ったきっかけは、
大林監督の作品ということもありましたが、
まさしく「ベンチャーズ」「パイプライン」
まだ私が幼き頃に、父が車の中で「ベンチャーズ」をよく流しており、
よく聞いた思い出の曲なのでした。

この作品は、そんな幼き日の思い出とともに、
父の若かりし日々に想いを馳せてみた映画でもありました。

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