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みゆき

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※当記事には作品のネタバレが含まれますのでご注意下さい。

みゆき(wiki)
連載年 1980年〜
巻数 全12巻
作者 あだち充

『みゆき』は、あだち充による日本の漫画。少年漫画雑誌『少年ビッグコミック』(小学館)に1980年から1984年にかけて連載された。同氏の代表作の一つに数えられ、ラブコメディにスポーツを絡めた青春モノを得意とする作品群の中でも、本作品は恋愛のみにスポットを当てている。 いわゆる『妹萌え』の先駆けでもある。 第28回(昭和57年度)小学館漫画賞受賞。映画化、テレビアニメ化、テレビドラマ化もされた。

wikipediaより引用)

主人公のさえない高校生「真人」
数年ぶりに再開した血の繋がらないカワイイ妹「みゆき」
一つ屋根の下で二人っきりのウフフな学生生活を送るという
とんでもない設定の漫画です。

いや、
漫画だからありえる設定なのかもしれませんが・・・。

しかし冷静に読んでみると、
設定的には決して(一般庶民に)親近感が持てる話ではありません。

父が海外赴任で、
高校生の息子は家政婦を雇って一人暮らし。
別荘も持っています。
そう、はっきり言って上流家庭です。
その上、兄妹間でのラブストーリーなんて
近親相姦で気持ち悪くて読む気にもなれません。

しかも
やたらパンチラや水着などの描写が多かったので
当時小学生の間では「エロ漫画」として認識されており
『みゆき』を読んでいたら「スケベ」扱いされてしまうという・・・、
とても第一印象の悪い漫画ではありました。

しかし、

冒頭からけなしまくっていますが、
そんなありえない設定も吹き飛ばすくらい
この漫画、

大好きなんです。

miyuki2

『みゆき』はあだち先生の作品の中でも
比較的初期の方に分類されると思うのですが、
今読んでも完成度は抜群に高いです。

絵や構図、コマ割りもうまいし、
話の構成も抜群で
キャラクターの心理描写もしっかりしています。

特にセリフ回しや、間のとり方が大好きです。

詩的なセリフがあったり、
普段の会話などのセリフ回しも抜群なのですが、
セリフ無しで話を展開させることも結構あって
まるでサイレント映画のようです。
またその無言のオチがスマートで、
ちょっとクスッとさせられたり、
少しほっこりしたりします。

基本ラブコメなので、
ギャグの部分もとても面白く、
たまに本編から脇道にそれる話が
突拍子もない出来事だったりして、これがまた笑えます。
随所で作中に出てくる作者と編集者の絡みなども
ユーモアがあって好きです。

miyuki3

ラストシーンはH2Oの「想い出がいっぱい」と共に終わるのですが、
その最終話の描き方がとても印象的で素敵でした。

ただひとつ最後に心残りだったのは、
色んなものを犠牲にしてきた
「鹿島みゆき」があまりにも可哀想で、
ラストの展開がちょっと駆け足気味だったのもありますが、
描かれ方が少し雑だったような気がしました。

とは言え、「鹿島みゆき」の心理描写も
少しですがきちんとされていましたし、
最後から2ページを彼女にさいている所は
作者の愛を感じます。

おっさんは、あの出会いの後に
幸せなストーリーが展開されていることを願っています。

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