Drama

総理と呼ばないで

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※当記事には作品のネタバレが含まれますのでご注意下さい。
またこの先、駄文が続いております。
貴重なお時間を無駄にされてもいいという方だけお読み下さい。

総理と呼ばないで(wiki)
放送年 1997年
平均視聴率 14.4%
脚本 三谷幸喜
出演者 田村正和/筒井道隆/鈴木保奈美/鶴田真由/佐藤藍子/藤村俊二/仲本工事/西村雅彦/戸田恵子/小松政夫/松金よね子/篠井英介/小林隆/唐沢寿明

『総理と呼ばないで』(そうりとよばないで)は、フジテレビで制作のテレビドラマ。1997年4月8日から6月17日にかけて同系列局で放送された。英題「FAREWELL, MR. PREMIER」。

wikipediaより引用)

総理と呼ばないで DVD-BOX

1997年春。

当時、ドラマでは「古畑任三郎」が大ヒットし、
‘96年にはその第2シリーズ、スペシャルが放送され、
人気脚本家「三谷幸喜」は注目を浴びていました。

「総理と呼ばないで」
そんな「三谷幸喜」脚本のドラマでしたが、
期待されていたよりは話題にならなかったように思います。

三谷作品にしては
切れが悪いように感じましたし、
何かひとあじ足りないような・・・。
(って、三谷さんスミマセンm(_ _)m

しかし、そこは腐っても鯛。
(ほんと、重ね重ね偉そうにスミマセンm(_ _)m
最後はきれいにまとめられた作品だと思います。

さて、「総理と呼ばないで」
どのようなドラマかと言うと・・・

「田村正和」演じる「総理」(内閣総理大臣)は
予算を通すため党に担ぎ上げらたお飾り総理。
当の総理本人もやる気が無いというか、
政治理念も特になく、
「総理大臣になりたかったからなった」という、
ただただ私利私欲の人物。

ドラマ序盤で総理は夢を語ります。
「どんな政治家だって、
一度は本気でこの国の為に働こうと思ったことがあるんだよ。
初めて国会議員になった時、
私は本気でこの国を変えようと思った。
この国のために何か出来ることはないか。
何か役に立てることはないかと真剣に考えた。」
「何かを残したいんだ。この国のために。
何かを。総理でなければ出来ない何かを残したい。
あの日、初めて赤絨毯を踏んだとき心に誓った
あの夢を今こそ実現させたいんだ。」

しかし、その感動的なセリフも官房長官を欺くためのでまかせで
心に誓った夢とは、内閣の最短記録を塗り替えないよう、
それより一日でも長く存続させることでした。
ち、小さい・・・(笑

とにかく人望はなく国民からは嫌われ、
内閣の支持率は記録的な低さに。

そんな史上最低級の「総理」と
その周りをとりまく閣僚、官僚、官邸スタッフに
次から次へとくだらない問題が発生します(笑

そのくだらない問題に大の大人が振り回されるドタバタ劇は
三谷作品らしく笑える内容ばかりです。

なるほど、ゲノしろとおっしゃる。
※下野です(笑

「グリーンピース嫌い」発言を追求されたり、
ドレスカデンより贈られてきた飼育用のカニを食べてしまったり。
そして、
隕石落下の有事の際は自分の事しか考えず、
他人の嘘は避難しておきながら自分は平然と嘘をついたり、
もはやコメディの枠を超え、首相として、いや、人間として
遺憾なく最低っぷりを発揮します(笑

おかげで総理の支持率は一向に下げ止まらず・・・、
ドラマは終盤に突入します。

発端は、些細なスキャンダルでした。

そのスキャンダルを解決するためのお金を
補佐官が独断で暴力団から調達してきます。

しかし、それは罠で補佐官と暴力団の
癒着の実態を探っていた記者の餌食に。
その悪意に満ちた記事は、
社会に晒されることになります。

冒頭で今イチと酷評してしまいましたが、
ここからが、このドラマが面白いところ。
後半にたたみかけてくる面白さはさすが三谷作品です!

なんか俺、コツ掴んだみたい

自分のことしか考えていなかった総理も
その在任期間で次第に成長していました。

自分の非を認めるどころか、
まさしく地位も名誉も捨てて
補佐官を庇います。
しかも、それは自分を犠牲にした
総理なりの政治改革でした。

私が命じました。 私が補佐官に金で解決するように命じたんです。

「お父さん、罪を被ったんだ。
補佐官さんを庇ったんだ。」
「いや、そうではありませんね。
総理は、今の政治をひっくり返すつもりなんです。」
「なんで?」
「これがあの方の政治改革なんです。」

そう、自身の所属する腐敗した党を
道連れに心中することにより政治改革を目指したのです。

最終話の総理は他者を思いやる心や、部下をねぎらう言葉など、
前半の総理がウソみたいにカッコよかったです。

というわけで、
最初は嫌われていた総理も最後はみんなから慕われて
ドラマは幕を下ろします。

序盤から中盤にかけて
やや単調でメリハリに欠ける感じがしましたが
(それは構成上仕方ないですよね)
終盤は胸が熱くなる
本当にいいドラマだったと思います。

最後に官房長官の問に応えた総理のセリフ。
夢だったんだ総理って呼ばれるのが、
子供の頃、作文に書いたのを覚えてるよ。
将来の夢は総理大臣だって。

子供に将来の夢を聞いても
「総理大臣」って
ベスト10にも入りませんよね。

総理や政治家の評価は、
決して「人気」のあるなしではないと思いますが、
子供に夢や希望を与えることが出来る政治や政策を続けていれば 
いつの日か「総理大臣」もランキングに入るかもしれませんね。

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