Drama

Pure Soul

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※当記事には作品のネタバレが含まれますのでご注意下さい。

Pure Soul〜君が僕を忘れても〜(wiki)
放送年 2001年
平均視聴率 10.6%
出演者 永作博美/緒形直人/寺脇康文/森本レオ/市毛良枝/長澤まさみ/小栗旬/室井滋/田口浩正/光浦靖子/日野陽仁
主題歌 清貴「The Only One」いしだ壱成「マトリカ」

『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(ぴゅあそうる〜きみがぼくをわすれても〜)は、2001年4月9日から6月25日まで日本テレビ系列で毎週月曜22:00 – 22:54(JST)に全12話が放送されていた日本のテレビドラマ。

wikipediaより引用)

友達や恋人、家族、
愛していた人との思い出も
すべてを忘れていく。

本人はもちろんのこと、周りの人間にとっても
とても辛いことだと思います。

若年性アルツハイマー病を取り上げた本ドラマは
韓国映画『私の頭の中の消しゴム』の原作となったドラマです。

永作博美演じる主人公の「薫」は普通に恋愛をして結婚。
そんな、ありふれた恋愛話から始まるのですが、その兆候は突然現れます。
ある日、「薫」は愛妻弁当を作るのですが、
浩介(薫の夫)がお昼にいざ弁当箱を開けると、
おかずを入れる方の弁当箱も「ごはん」・・・。
そうです。まさかの「ごはん&ごはん」(笑)
いや、笑うところではありませんでした。
これがコントとかなら笑えるのですが、
ギャグではないのです。マジです。

そう、
「薫」は30才という若さでアルツハイマーを発症してしまうのです。

アルツハイマー病。あなた、アルツハイマーよ。

最初はそんな些細な前兆でしたが、
その症状はどんどん進行していきます。

そして症状が進んでいく過程で、
「薫」はひとりもがき苦しみます。

「誰にも話せず、
誰の前でも泣けず、
一人で泣くことがどれだけ寂しいか」

その時、「薫」は一人ぼっちだったのです。

とは言っても、病気をずっと隠しているわけにもいきません。

「薫」は徐々に周りの人間にカミングアウトしていきます。
この重い運命を背負ってしまった主人公に救いがあるとすれば
仲間や家族、そして夫、周りの人間が病気のこと理解して
懸命に「薫」を支えてくれたことです。

もちろん夫の浩介は誰よりも「薫」のことを思い
支えになろうとしますが、
そこには幾つもの壁がたちはだかります。
その苦悩は如何ばかりか。
想像すると胸が詰まります。

忘れたくない記憶だけ忘れないでいられるほど、 アルツハイマーは生易しい病気じゃないわ。

本人に思考能力が全くない状態で、
どこまで本人の意思を尊重するべきなのか。

それは深く掘り下げると
延命措置から終末期医療、
尊厳死の話になってしまうと思うのですが、
アルツハイマーと決して無関係な話ではありません。
厳しい現実ではありますが、
そこを視聴者にしっかりと突きつけてきた姿勢は
評価できる点だと思いますし、
本ドラマの主要テーマの一つでもあったんだろうなと
勝手に推測しています。

ただ、そこまではいいドラマだっただけに
ストーリー終盤が残念というか、解せないというか
突っ込みどころが多すぎて、
感情移入が出来なかったのは残念でした。

僭越ながら、
ダメ出しを具体的に挙げるとしたら
まず、
「薫」が突然、自分で判断できるうちにと、
独断でケアハウスに入ってしまうのですが、
その過程があまりにも飛躍しすぎている点。

人を認識するのも難しい状態になった「薫」が
スケッチブックに描いた、浩介の顔が上手すぎる点。
(そんなどうでもいいところに気を取られてしまいます・・・)

そして一番、解せないのが、
浩介が「薫」の意思を尊重して、
「ひまわり」(薫の子供)は、病気が進行した「薫」に合わせないと言っていたのに
最後にあっさりと会わせたことです。

また、最後に帰ろうとした
浩介たちのもとに投げられたボールと「薫」の笑顔に
どんな意味があったのか?
頭が悪いおっさんには、そこに込められた制作意図が分かりません・・・。

私的に最後はちょっと残念な部分もありましたが、
アルツハイマーのこと、延命医療のこと考える良い機会になったドラマでした。

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